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【外交安全保障委員会での活動】
経済制裁、ブッシュ・ドクトリン

当選してからの具体的な活動を申しあげると、まず対外的なことでは、外交安全保障委員会に所属していたとき(99年9月〜00年8月)に、北朝鮮との関係の問題に取り組みました。きっかけは、北朝鮮の半潜水艇が韓国軍によって撃沈された事件でした(98年)。引き揚げられた潜水艇を見に行きましたところ、日本製の部品がかなり使われていることが分かりました。これだけなら、単なるジャーナリスティックな話題なのですが、ここから先が政治の問題になるわけです。

当時は拉致問題も核開発も「疑惑」という段階(北朝鮮が認めていなかった)でしたが、わが国としてもこれらに対する外交カードを持たなければならないわけです。潜水艇の部品のように、日本から北朝鮮へはモノの流れがあり、あわせてカネの流れもかなりある。これを日本が独自の権限で止めることができれば、それはひとつの外交カードになるのではないか。ということで調べたところ、当時の外国為替管理法では、日本独自の安全保障上の理由でお金の流れを止めることはできなかったのです。そこでこの改正に取り組みまして、ようやく今国会で改正されることになりました(参院で2月9日に成立)。

やはり北朝鮮との交渉には対話と圧力が必要で、日本が「経済制裁の可能性もある」というカードを持つことが、北朝鮮の最近の変化にもつながっているのだろうと思います。これは外交政策のごく一部ではありますが、それに取り組んでこられたということは、6年間の活動の成果のひとつではないかと思います。

対外関係でもうひとつ挙げれば、アメリカとの議員交流です。昨年2月、イラク戦争が始まる直前でしたが、年に一度、大統領列席のもとに開催されるナショナル・プレヤーズ・ブレックファストに参加しました。各国の議員が集まっており、共和党の議員ともいろいろ意見交換をしました。彼らはイラクは大量破壊兵器を持っている(いまだに見つかっていませんが)、これを何とかしなければならないと言っていましたが、私たち(日本だけでなくヨーロッパから来た議員なども)は、まだ説得力のある根拠がでていない段階での武力行使は、アメリカの対外的なイメージがかえって傷つくのではないかと言いました。

同時に一方で、アメリカ人のメンタリティーというものも少し分かったような気がしました。つまり9.11ではじめてアメリカ本土への攻撃を受けた、それが大きなトラウマになっているのではないかということです。もちろんだからといって、ブッシュ大統領的な対応をとることがいいのかどうか、というところは当然、意見が分かれるところです。しかしそうしたメンタリティーがあるということは、よく分かりました。

さらに、こうした強硬な考え方はニューヨークやワシントンといったテロ攻撃を受けた地域よりも、むしろ中西部の人たちのほうに強いということも直接、肌で感じることができました。こうしたことを理解しておくことは、日本の外交政策を考えるうえでも必要なことではないかと思います。