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豊かな高齢化社会
先日、私は、初めて、寝たきりの方の介護に携わりました。今更、初めてなどと言ってしまうのも大変恥ずかしい話しでは、ありますが、まだまだ34歳の若さです。やれる事は、実際何でもまずやってみます。実際介護に携わって見ますと、思った以上に経験が必要であると同時に、心のふれあいの重要性を心から実感しました。 我が国の高齢化のスピードは世界的にも例を見ないものがあります。2025年には国民の4人に1人が65歳以上になると予想され、日本は世界一の高齢社会なってしまいます。

現在の日本の場合のもっとも根本的な問題点は、高齢化率の高さに加え高齢化のスピードの早さに対応する事ができない危険性があるという事です。現在、高齢化社会への危機意識は、政府だけでなく国民皆さんの大きな不安となっているところではないでしょうか。その中で、実際、政府以外にも、さまざまな人々が、来たるべき高齢化社会を直視し、豊かな高齢社会作りを目指して、真剣に取り組んでおられます。今回、あさおは、高齢社会の問題をさわやか福祉財団の堀田力理事長にお話しをお伺いしてみることにいたしました。 皆さんも御存知の通り、堀田理事長は、ロッキード事件の折りには、田中角栄元首相をむこうに東京地検特捜部検事として活躍され、検事をお辞めになられた後は、現在、さわやか福祉財団を創設され真剣に日本の福祉の問題に取り組んでおられます。堀田理事長とのお話しの中で、皆さんは、高齢社会が我々全てに直面している問題であり、避けて通れない事を改めて認識されることだと思います。私は皆さん全員と共に歩んでゆきたいと考えております。皆さんからのご意見を お待ちしております。

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さわやか福祉財団 堀田理事長に聞く
日本の国民性を考えた、優しい福祉社会を
あさお: 2025年には65歳以上の方が25%を超えるという事が問題となっていますが堀田理事長はこの問題についていかがお考えになりますか。

堀田理事長: 対応策としては、スウェーデン・デンマーク型の行政主体の高福祉社会を作ることも考えられますが、高福祉社会を作るには我が国の高齢化率が高過ぎる恐れがあり、又、国民が今以上の税負担を望まない現状では大変難しい状況になっております。そういった意味では、アメリカ型の行政、福祉ビジネス、家族、ボランティア並存の混合型の社会を作る方向しかないのかもしれません。

あさお: 私も同感です。ただし、すべてを契約観念で割り切るアメリカ人と異なり、日本人の国民性を考えてアメリカ型よりも優しい混合型の福祉社会を作る必要性があるのではないでしょうか?
堀田理事長: そのとおりだと思います。 実際、現状の「高齢者保険福祉推進10ヶ年戦略(いわゆるゴールドプラン)」だけでは高齢化社会に対応するのには不十分であると考えられます。 なぜなら、このゴールドプランはすべての人にサービスを提供するとはいっておらず、政府が行うことのみを述べているので、果たして政府の約束するサービスで本当に十分か否かよく分からないのです。私が思いますに、今一番必要な事は人々の介護に対する不安を解消する事であります。将来万が一寝たきりになった場合には国が介護に関しては全面的に責任を持つとの姿勢を示す事である程度の不安の解消になると思います。 又、行政の負担を効率的にするためには専門家とボランティアとを分けて考えなくてはいけません。

あさお: まさにこのボランティアの部分のお手伝いを堀田理事長のところでおこなっているのですね。私は日本の行政を効率的なものにしたいと考えておりますが普通の人が出きる事をその方にお願いをする事で国の負担も減る事になるのですね。それが日本型の混合型のモデルですね。

堀田理事長: そうです。現在、介護の専門家が、食事の世話、世間話の相手、掃除等も行っていますが、本来これは専門家でなくてもできる事なのです。専門家には寝返りの手伝い、入浴の手伝い、おしめ交換等専門の技能が要求されることをお願いし、効率的に少ない人員でも対応できるようにしないといけません。(現在、全国に3万人いるホームヘルパーに対し、全国の在宅の寝たきりの方は90年現在で24万人。実質的には一人のホームヘルパーで10人近い方の面倒をみている計算。)

あさお: 入浴の手伝い、おしめ交換、寝返りの手伝い等の技能と経験の必要なことのみに専門家が注力できれば、訪問回数が増えます。食事の世話や、世間話の相手、掃除等ボランティアができるところは、ボランティアでやるといった効率的なシステムを作るべきなのですね。

堀田理事長: 私たちは、ボランティアを含めた、これからの日本の新しい福祉のシステムを皆さんと協力しながら取り組んでゆこうと考えているわけですが、地方自治体からも、新しい福祉の取り組みとして、介護の問題に対する意識の高さと効率的な運用で24時間サービスを行っている品川区のような例もでてきております。おそらく、中央政府による均一のサービスというのは事実上不可能でしょう。

ボランティア制度の整備で、効率的かつ人間味ある介護システム

あさお: 地方分権の時代には自治体同士の競争も必要という事ですね。できるところから開始する、ただし、山間部等には特別な措置が必要だと思います。本日は、どうもありがとうございました。 私は21世紀の日本のビジョンを提示できるような政治家になろうと考えておりますが、本日のお話は大変参考になりました。特に今後の日本の高齢社会を考えると人に対して個人個人が優しい気持ちをもってできることを行えるような制度作りと共に行政も相当効率的な運用が求められるという事ですね。制度作りの面ではボランティア休暇制度等も考えておりますがいかがでしょう。

堀田理事長: 休暇制度は大変よいと思います。それも人間的な接触のできる時間があればよいわけですから、ボランティア時短で十分だと思います。みんなで手分けすれば一人週二時間、月に一日で十分です。現在寝たきりの方は全国で約70万人。全国民の5%以下500万人のかたが週に二時間程度話し相手や掃除、食事のお世話を日中できるようボランティア休暇をとることができるようになれば、たいへんすばらしい事だと思います。


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21世紀にむけた、あさおの夢と希望
今回は、高齢化社会への対応というテーマの元に、さわやか福祉財団堀田理事長にお話をお伺いする形で展開させていただきましたが、ここで、一つ、私、あさお慶一郎の21世紀に向けた夢と希望を付け加えたいと思います。

21世紀にはコンピュターのネットワーク網がごく一般的な家庭をも取り込む形で張り巡らされていて、音声を識別してコンピューターが様々な作業を行う事が想定されます。(21世紀には、皆様の肉声による命令にコンピューターが反応して様々な作業を行うに違いありません!)そのような社会であれば、たとえ寝たきりのかたでも社会との接点を今より遥かに持てます。まだまだインフラが整備されていなくて大変残念なのですが、ハードの面からは、21世紀には、寝たきりの方が、友人、家族、そして介護に携わるヘルパーさん達と画面を通して動画で、会話する事ができるようになります。ソフトの面は、心優しく人間味のある介護を効率的に運用するシステムの整備を、地方自治体のみでなく、国民全員が参加できるものとして、築きあげてゆかなければいけません。明るく、楽しく、夢と希望のある高齢社会、これが、私の、夢なのです。

この様に、高齢化社会の対応として、政治の役割は大きく2つあると思います。1つめは、国民全員が参加できる心優しく人間味ある介護のシステム作り。2つめは、情報ハイウェーとも呼ばれるコンピューターのネットワーク 網形成促進を後押しすることだと思います。コンピューターネットワークは高齢化社会を迎える日本に是非とも必要なインフラです。高齢社会は我々全てに直面している問題であり避けて通る事はできません。皆さんと共に明るく楽しくそして真剣に取り組んでいこうではありませんか。

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